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作家として、注目を浴びるきっかけになった作品がどんな方にもあると思うのですけど、わたしにはこの作品になります。
この作品に目を止めていただいた方のご縁で神田神保町で個展も開けましたし、わたしには大きなチャンスをもたらしてくれた作品です。

わたしは作品全般にモチーフに選ぶものが面白いと言われるのですけど、
この作品も「下着を切り絵に?」と驚かれた方もかなりいました。

わたしは繊維アレルギーなので、綺麗な下着がつけられないんですけど、
その分、綺麗で美しくセクシーな下着には憧れがあります。
そんな憧れがこの作品を作った動機になっているかもしれません。


2017年から2018年にかけて小さなスランプに陥っていました。

2015年から切り絵を始めたわたしにとっては、

蒼山日菜さんの影響が作品の随所にあったことが原因かもしれません。

あの頃、切り絵を始めた人は少なからず影響を受けていると思います。

悶々としている中、自分なりの切り絵への答えが出ずに

「もう何でもいいから切ってみよう」

と図案を起こして切ったのがこの作品です。


一つふっ切れた、自分なりの個性の切り絵が切れるようになったと思う作品です。

蒼山日菜さんは今でも尊敬していますし、夢を与えてくれたことにも感謝しています。

うつ伏せに寝ていたとき、ブランケットがはだけて、Tatooが露わになる...そんなイメージで創作した切り絵です。


こちらは、Tatooの模様を少しダークな感じにしてみたものです。

最終的には、三作品を作成しました。

正方形の額に合わせた切り絵になっています。

普段主役ではない、トルソー。
そのトルソーに光を当てて主役にしてみました。

半立体の作品になります。

サイズ:A4サイズ 厚み3センチ程度
色:ブラック

※依頼を受けましてから制作いたしますので、
必ずご連絡ください。その際に希望納期等
調整させてください。